このサイトの管理人は7年ほど介護ヘルパーの仕事を経験し、その後ケアマネになりました。そうした経験からケアマネの魅力を伝えるためにこのサイトの運営を行っています。そもそもケアマネの魅力というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。まずはやりがいをあげる人が多いかもしれません。ケアマネの仕事は介護ヘルパーと異なり直接介護サービスを提供する仕事ではありません。どのような介護サービスを提供するのかという全体をデザインする仕事になります。介護ヘルパーとして活躍をしている方の中には自分もただ指示を受けて介護を行うだけではなくどのような介護を行うのかを設計する側になりたいという思いを持って働いている人は多いでしょう。
それにケアマネは収入面でも介護ヘルパーより恵まれており、介護に関する仕事の中では比較的高給な仕事になります。やはり働く以上お金はとても重要ですのでこれもケアマネの大きな魅力の1つといえるでしょう。
ただ私自身のことをお伝えしますと上に書いたようなやりがいや収入は2次的な理由で、身体的な問題により介護ヘルパーを続けることができないという理由からケアマネになりました。介護ヘルパーの仕事は長く続けやりがいも感じていたのですが、身体に無理な力のかかった姿勢を続けていたようで腰を痛めて腰痛に悩むようになってしまったのです。そのため直接身体を使って介護サービスを提供する介護ヘルパーの仕事ではなく、デスクワークが中心のケアマネに職種転換したのです。ケアマネージャー試験の受験資格である勤続年数5年以上という条件を満たしていたのが幸いでした。おかげで今では慣れ親しんだ介護の仕事を辞めずに済んでおります。
実際にケアマネになってみた感じたことですが、思った以上に仕事の幅が広がりそのことによって自分も人間的に成長できたと思います。介護ヘルパーの頃も目の前の人に喜んでもらえるよう一生懸命仕事をしてはいましたが、その一生懸命さの質が変わったといえるでしょう。介護ヘルパーのころは相手の”今”の満足度ばかり考えていましたが、介護全体を設計するケアマネの仕事についてからはその場での満足度に加えて、今後のサービス利用者の方の自立支援や人生そのものの満足度の向上まで考えるようになりました。また介護ヘルパーのころ以上に医療関係者や福祉事務所の関係者の方などと協働することが増えたので大変なこともありますが大きなやりがいを感じています。
ぜひ皆さんもケアマネという仕事の魅力について考えてみてください。
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ケアマネの仕事をしてく上でコミュニケーション能力はとても重要ですがその中でも特に肝に銘じておく必要があるものがあります。それは話すことと伝えることは異なるということです。人間はともすれば自分が話すだけで満足をしてしまい相手に対してきちんと伝わったのかということを確認しません。しかしケアプランの説明などは話して終わりではダメで、相手が理解できて伝わることが大切なのです。